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初挑戦なワイド仕様テニス車

本日のネタはGW中に納車した【初の試みのテニス車】を紹介します。
もっと早くにネタ上げするはずでしたが、ちょいとプライベートが忙しくて今になってしまいました。
Img_6126  
パット見で『何か特徴あるの?』って感じですが、この形は無理矢理メーカーのOXを説き伏せて製作してもらった1台。
実はこの構想、数年前から温めていたもので、本来は自分のマシーンで製作して試すつもりでしたが、現在の自分の
身体の状態では実験するに値しないので、代わりに竜太郎くんに実験台?になってもらいました。
Img_6121
でネタばらしですが、膝を広げて座れるように膝の外側のフレームをワイドスパンにしてあります。
最近、膝の内側にパッドを入れてプレイしている方をよく見かけますが、僕的には??な感じ。
膝だけ広げて足首がくっ付いているので。

健常の方がいわゆる「うんちんぐスタイル」をして座りこむ時に足首を付けて座ったらどうなります?
恐らく足首を離した方が力が入りやすいので断然座りやすいはず。
その原理に従って足首を離して座れるようにフットプレート周りを広くとれるよう最大限の設計をしました。
このフレームワークが今のところ考えつく上では限界かと。
まぁ今後も何かアイデアがあれば改善していきたいと思います。
Img_6122
これがワイドな足回りです。
通常シート脇のフレームはそのままアンダーフレームの内側に収まるのですが、外側に溶接することで
フットプレートの幅を広く取れるようにしました。フットプレートは重くなってるので、この辺も何か良いアイディアを
考えてみます。
足は左右独立できるようにそれぞれにベルトを装着。
膝の脇は広くなったので、ここを掴むスタイルの彼にはかなり有効になったようです!

Img_6124   
膝が開くようにサイドガードはあえて奥行きをショートにしてあります。
骨盤のみが収まるスペースを確保して大腿部は動きが取れるように設計しています。
全体的な見た目はイマイチですが、それよりもパフォーマンスに期待したいところです!

Img_6129
これが乗車姿勢。膝を開いた上に、足首も離して座れるようになりました。
お年頃なので、開脚を前から写真撮るのにちょっと恥ずかしそうだった(^^;)


納車は2日間に渡りました。
1日目は付属品の選定や各サイズの調整。
2日目はオンコートで各部を調整。
彼の場合、痙性が出ないようなポジショニングを取らなくてはいけないので、かなりシビアなんです。
その上、身体の状態が良くないのでセッティングを詰めるのに色々とトライ。

とりあえずな所で納めましたが、今後も少しずつマイナーチェンジを試みてもらうことになってます。

直ぐに結果は出てませんが、今のところイイ感じの様です。
サイズ感もかなり変わり、プレイスタイルも変えていかないといけないので本人は大変だとは思いますが、
今後の躍進を期待しております!!!

このアイディアは初の試みですが特許は取ってないのでマネしてもらってもOKです!
ですが、他の所で同じようなのを作ったら『真似しんぼ』と一生言い続けますので悪しからず。

今回のマシーンで彼にとって4台目のテニス車となりますが、歴代の画像を引っ張り出して成長ぶりを振り返ってみました。
あっという間です!

201008
2010年8月 6歳にして初代のテニス車。
この当時、専用の車いすを作る子供は皆無でしたね。

201408
2014年8月。10歳。 2台目のテニス車。
このマシーンより競技者向けのTRZを採用です。

201606
2016年6月。12歳 3台目のテニス車。
作る時は若干大きめに設計するんですが、直ぐにきつくなってしまう成長期でした(^^;)

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