ダブルHASHIMOTO、パラリストに納車するの儀
橋本エンジニアリングの車いすを橋本輪業が納車しました。
車いすはマグネシウムフレームを採用した超軽量リジット車いすMC-X。
このマシーンをパワーリフティングでロンドン・リオパラリンピックに連続出場し東京でも活躍が期待される三浦浩選手に納車(病院にて^^;)
このMC-X、一般販売はされていますが、今回納車した型は三浦スペシャルとなっておりまして、通常の形状とは若干異なるオンリーワンモデルなんです。
HASHIMOTO Engineeringさんが三浦選手をサポートしているので、こんなことができてしまうのですが。
実は、この納車までは長~い道のりが。
桜が咲く頃、僕としては初めて行ったパラアリーナで納車!
新しくて素敵な建物ですが、パラの後は撤去してしまうらしいです。勿体ない。
できあがってきたマシーンはこんな感じ↓
では、乗ってみましょう!
あれ、足が2本並べて乗せられない💦💦💦
そう、三浦選手はお尻の小さな方で設定外の座幅でした。
その座幅でフロントパイプが内側に絞ってあるので激細。なので靴を脱げば足が入るのですが…
という訳で、車いす乗る時は靴を脱いでお願いします!
というわけには行かず、その日は静岡からわざわざ納車に来た社長さんが持って帰りました。
まぁ、採寸したのはメーカーさんだったので仕方がないのですが。
フットレスト幅を拡げる設計をするのにもちょいと関わりましたが、結局、絞りをなくす方向でメーカーさんが決定して再製作したそうです。
その後、色々な事情があり、やっと納車ができたのが11月後半と、半年が経ってしまいました。
出来上がりは、こんな感じです↓
春に納車したマシーンよりフロントパイプ幅が広くなってるのが分かるかと思います。
初代の前からの画像は有りませんが、納車したモデルを前から見ると
フロントパイプはストレートに出ております。
あれ、1枚目の写真と何かが違いますね。
現地で急遽のホイールチェンジでした。元々SPINERGYが付いてましたがハブ(ホイールの中心の鼓みたいな形の部品)の幅が広い為、全幅が増してしまい日常生活に支障をきたすとのことでハブの狭いタイプにチェンジ。
ハンドリム・ハブ・キャスターがゴールドでそろって良い色合いになりました!
試乗した三浦選手は乗り心地を大そう気に入られていたので待った甲斐があり、良かったです。
橋本輪業(橋輪)でも橋本エンジニアリングの車いすの取り扱いがありますので、ご興味のある方はお問合せください。
しかし、サポート選手への納車を何で橋輪が関わったのでしょうかねぇ? 橋本つながりだからかな?
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