ottobock

銭銭~と

少し前のネタとなってしまいますが、立て続けに高級車のottobock ZENITを納車したのでご案内します。
更にもう一台の可能性が有ったのですが、直前で他の車種にしてしまったので3台連ちゃんにはならず残念。

先ずは1台目。
10代にしてこの高級車💦
海外生活での使用を考えてZENITを選択。折り畳みが必須なので、その中でも強度がある機構のこのマシーンにしました。
納品後、ハンドリムをCURVE Lに交換。
車いすも高級ですが、膝の上に抱いているLOVOTもかなり高級なペットです。

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ZENITの硬派なスタイルとは裏腹に可愛いイメージのLOVOT。納車の準備中、周りをウロウロしてかまって攻撃♡
橋輪での彼の車いす歴数えてみたら、テニス車も含めてこれで9台目。いつもありがとうございます。

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背もたれはずっとJ3バックを愛用しています。プッシュハンドルは最近このショートタイプが人気あります。タイヤも最高級のSCHWALBE ONEを採用。

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キャスターは大人気のdLITEキャスターに新車時に交換です。こちら側はレッド

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こちら側はブラック。この様に左右を違う色にするのは橋輪ではOK!最近はこういう左右別カラーのオーダーが増えつつあります。大賛成!

次に2台目。
ZENIT選ぶ方は皆さん、デモ車を見て直ぐに気に入ってくれます。
元々オールブラック系を好むオーナーさんなのでフルカーボンフレームに一目惚れ。
ハンドリムは大人気CARBO LIFE製CURVEを選択。

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ZENIT、ほぼほぼ皆さん、この仕様にまとめます。標準仕様で結構豪華な内容となっているのですが、細かいパーツも大体同じような物を選択されますね!

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ハンドリムはCURVE(細い方)を選択。デモの時点でCARBO LIFE製の物を紹介すると、殆どの方は気に入って採用します。

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プッシュハンドルはホールディングを採用。このように使わない時はスッキリするのが良い所。国産メーカーも追従してくれないかなとずっと思ってます。

ZENITの詳細は以前にレポートしているのでコチラをご覧ください!

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やっと納車することができた幻の?【ottobock ZENIT(ゼニート)】

ottobock ZENIT
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独自の折り畳み機構でぱっと見は固定車で、フレームはカーボン。
いかにも格好いいマシーン!
この車種、だいぶ前から何台も引き合いがあったのですが、話がとん挫したり、急遽入院になったり、etcで…
橋輪との相性が悪いようで中々納車ができなかったんです。
苦節3年、やっと納車の儀にたどり着きました!

ちょいとレビューして行きましょうかね。

▽フロントビュー
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特徴的なのはシート下の折り畳み機構。普通は前から見て”X"の形になっているのですが、この車種はエッチな形をしています。
詳しくは後ほどアップで説明しますが、この形状のお陰で下回りがスッキリ。ぱっと見リジットに見える。

▽サイドビュー
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横から見ても、クロメン(折りたたみ部)がポジション調整の部品の中にスッポリ隠れている。
スッキリしていて本当にスマート!
アームレストのオプションは有りますが、この車種は絶対に付けない方が良いです。
スタイル重視なユーザーさん向けのモデル。

▽クロメン部分
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これは下から見た画ですが、折りたたむと三角形の頂点が前方に出るようなスタイルです。
車いすを広げるとカチッとロックされるので乗り味もリジット気味。一般のクロメンの様に横に揺れる構造とは異なります。
今度動画を撮って説明します。

▽折り畳みのロック
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このようにボタンで留められるので、折りたたんだ際に開く心配がありません。
が、ボタン留めるのはワンアクション増えるのでちょいと面倒かも。

▽調整機構
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車軸位置、シート高の調整可能。

▽フットレスト
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足を下ろすと自動的に跳ね上がるカーボン製の1枚プレート。

▽フロントキャスター
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見た目はシンプルですが、キャスター角度調整機構付き。キャスターはアフターパーツで【dLITEキャスター】に交換すると転がりがより良くなります!と宣伝してみたりする。

▽プッシュハンドル
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使わない時は折りたためるフォールディングタイプが人気ありますが、今回は標準装備のショートを選択。
空洞になっているので、ここにベルト類を通して使えるのが便利かも。

▽ブレーキ
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軽量なシザーブレーキを選択。見た目も重量もスッキリですが、調整はやっぱりOXのダイヤルが一番ですね。(調整をやる側として)

▽カーボン製サイドパネル
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これは標準装備!なのが嬉しい。
かなりカッチリと取付けられているので、プッシュアップもへっちゃらです。
フェンダー(泥除け)の機能も果たします。

▽ホイール周り
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ホイールは軽量のSPINERGY LXLブラック、タイヤは最軽量のSCHWALBE ONE、ハンドリムは【CURVE L】を選択。
見た目も機能性もベストなチョイスです✨

最後に重量をお見せします。
「カーボンだから軽いでしょう!」というモデルではないんですよ。
ちょいと重め。特にフロント周りが。
ただし、この重さがイイ感じで乗り味に加味されていて、コンパクトフレームでもリフトアップしにくかったり、バランスが取れています!
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と言っても、この重量なので折り畳みとしては一般的に軽い方ですが。(カタログ値ではなくて実車の重さなので)

スタイルは抜群のモデルですが、やはりお値段もそれなりに抜群です。
今回の仕様で、定価ベースで70万円弱でした。販売価格はここでは内緒にしておきます。

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初のVENTUSを納車しマッスル⤴

いきなりですが、ドカーンと
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もう一丁!!!
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そういう方向に走ったか!?
いや。

今回はちょっとクレイジーな感じでネタをあげマッスル

橋輪では初の取り扱いとなる【ottobock VENTUSベンタス】をパラ・パワーリフティングのKAZUKI選手に納車。
もちろん、それっぽいポーズを取らせて記念撮影!
車いすの調整の際、足の短いオーナーさんはフットレストに足が届かず「パイプカットの儀」を執り行いました。
僕が車いす上でこの作業するには結構な力が必要で、筋力が無い為に疲れ果てていたところ、「そういえば身近に力持ちが居た!」ということで、本人にやらせる。
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お客に作業させてスタッフは写真を撮っているという、なんともひどいショップです。

今回の車種選びは「丈夫で高くないモデル」をリクエストされたので、このリジット(折りたたみできない固定車)のベンタスにしました。
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見た目は至ってシンプルモデル。これが20万くらいで購入できるならリーズナブルですね!

高級ハンドリムの【CARBO LIFEのCURVE L】を採用したので、
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その分アップしてしまいましたが、これ抜きであればこの仕様で20万円を切るので、室内用などに向いてますね。

前から
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後ろから
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標準ブレーキ
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標準キャスター周り
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標準フットサポート
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この仕様であれば全然OKですね!

今回の採寸、シーティングの観点では、はっきり言ってハチャメチャですが、本人の用途に応じて採寸したのでこのような形になりましたが、見た目が強そう! ←彼には大切な要素です

大きな声では言えませんが、近々このVENTUSを自宅用に新調しようと企んでおりマッスル⤴

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ダブル納車。初のマルチスポーツ。

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2台ダブル納車をご紹介します。
オーナーさん、急成長したので日常車は大人用のフレームサイズでOXのNEO-Plus、スポーツ用に橋輪では初取り扱いなottobockのマルチスポーツを納車しました。
小学校低学年の時に、日常車とスポーツ車兼用のREV製XRを作って使用していましたが、中学生になってキャンバー付きの日常車は幅が出過ぎてしまうので2台別々にしました。

NEO-Plusは売れ筋なので、もはやここで説明する必要はないかと。マルチスポーツをサクッとインプレします。

【ottobock マルチスポーツ】
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実は、このマシーンの存在を知ったのは昨年。情報が無くて全然知りませんでした。
サイズは5つのモデルが用意されているので子供から大柄な大人までカバーできます。
すごいのは価格です。ホイール・クッション・ベルト類・バンパー等が付いていて10万円ポッキリ。
流通コストを考えると「どうなってるんだろう???」という驚きの価格です。
バンパーは取り外しが可能なので、スポーツの用途に応じて着脱できるのも良い点です!

何でも誰でも用なのでキャンバー角は選択不可、サイズは固定、ちょっと重い・・・といったネガティブな部分はありますが、この価格であれば入門用にはとても良い車種だと思います。

子ども用のジュニアサイズもラインアップにありますが、採寸時にサイズが合わない部分があったのでミディアムを選択。
座奥行とフットレストの高さが全然合いませんが、ちょいと加工してあげれば解決します!
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座奥行き
本来は矢印の部分まで座シートがカバーされていますが、ベルトを外して折り返してあげると5cmくらい座奥行きが短く調整できます。収まりもスマートです!

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フットレスト高
本来は矢印のパイプに黒いフットレストパイプが入っている構造ですが、ダブルクランプという部品を使えばこのように高さを上げることができます。
黒いフットレストパイプの先端はそのままだと、赤いフレームのカーブしている部分に干渉してしまう為カットする必要があります。

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これにてフィッティングOK!
スポーツを楽しんでください~

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